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遠い空の向こうに [DVD] - ジェイク・ギレンホール, クリス・クーパー, ローラ・ダーン, クリス・オーウェン, ジョー・ジョンストン
1957年10月4日、ソビエト連邦が、世界初の人工衛星・スプートニクの打ち上げに成功し、世界に衝撃を与えました。アメリカ・ウェストヴァージニア州にある小さな炭鉱町・コールウッドでも、老若男女誰もが、ラジオから流れるこの衝撃的なニュースに、じっと耳を傾けていました。
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遠い空の向こうに [Blu-ray] - ジェイク・ギレンホール, クリス・クーパー, クリス・オーウェン, ジョー・ジョンストン
翌朝、コールウッドにあるオルガ石炭会社では、大勢の炭鉱夫たちがいつものように1台の決して大きいとは言えないエレベーターに乗り、採掘現場に向かいます。コールウッドの産業らしい産業と言えば炭鉱業しかなく、ここで生まれ育った男性は皆、炭鉱夫になることを運命づけられているようなものでした。

遠い空の向こうに (字幕版) - ジェイク・ギレンホール, クリス・クーパー, ローラ・ダーン, クリス・オーウェン, ウィリアム・リー・スコット, ルイス・コリック, ホーマー・H・ヒッカム・Jr, ジョー・ジョンストン, ラリー・フランコ, チャールズ・ゴードン
一方、この町にあるビッグ・クリーク高校に通う地元出身の青年・ホーマー(ジェイク・ギレンホール)は、親友のオーデル(チャド・リンドバーグ)とロイ・リー(ウィリアム・リー・スコット)の待つ車に乗り込みます。3人はとりあえず出発はしたのですが、車は最初からスピードが思うように出ず、やがて、エンストを起こしてしまいます。その後、3人は、近くの飲食店に入ります。そこで、店主から見せられたのは、あのスプートニクの打ち上げ成功を伝える新聞記事でした。店主は、ホーマーの父親・ジョン(クリス・クーパー)のことを心配していました。この頃、石炭の需要が減少していて、炭鉱夫たちはいつ首を切られてもおかしくない状況にありました。ジョンは、まだ首切りの話が出ていませんでしたが、ホーマーは、ジョンがこれからもずっと炭鉱で働き続けるかどうかまでは、まだ聞いていませんでした。
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同じ頃、地下の採掘現場では、ジョンが部下たちの作業ぶりを注意深く見守っていました。その途中、ジョンは、部下の一人が地盤の緩い場所で短い柱を立てているのを見つけ、思わず「どけっ!崩れるぞっ!!」と叫んで、ラグビーのタックルのように思いっきりジャンプします。部下は、ジョンのおかげで、土砂の中に埋もれずに済みましたが、頭を怪我して、意識を失います。しかし、地上に搬送された後、ジョンの呼びかけに、目を覚ますことができました。
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ある日、ホーマーは、学校の授業で、スプートニクの電波信号の入った音源を聞きます。音源を聞いた生徒の中には、「こんなものか。」と、明らかに興味のない態度を取る者がいましたが、科学が大好きなクエンティン(クリス・オーウェン)は、これに反発し、電波信号の魅力を熱弁します。それでも、一部の興味のない生徒は、クエンティンが熱弁を振るうさまを馬鹿にし、手元にあった紙をくしゃくしゃに丸めて、投げつけます。授業を受け持つ教師・ライリー(ローラ・ダーン)は、クエンティンのことを不憫に思い、電波信号の持つ歴史的な意味について、実に楽しそうに語ります。

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その日の夜、スプートニクがコールウッドの上空を飛びます。街では、数多くの人々が「あんなもの、撃ち落とした方がいい」だの、「あれはきっとスパイ衛星で、アメリカにあるミサイル基地を偵察しているんだ」だのと、好き勝手に言っていましたが、実際にスプートニクが姿を現すと、皆が一斉に静かになり、スプートニクをじっと見つめていました。ホーマーも、普段はめったに見られないスプートニクの姿に感激し、「すごい」としか言えませんでした。そして、あることを決意します。自分もロケットを作ってみたいと。しかし、ロケットを開発し、打ち上げに成功するのは、たやすいことではありませんでした...。
この後、ホーマーは、早速、ロケット花火を作り、オーデルやロイ・リーが見守る中、自宅の庭で発射を試みますが、ロケット花火は、大きな爆発音を立てて、庭を囲む小さな柵の一部をぶち壊してしまいます。ホーマーが母・エルシー(ナタリー・キャナディ)に怒られたのは言うまでもありません。しかし、この出来事は、ホーマーの人生における、大事な第一歩。ホーマーはこんな些細なことで夢を諦められず、今度は、スプートニクの電波信号について熱弁を振るっていたクエンティンに助けを求めます。クエンティンは、嫌な顔一つせず、ロケット作りに役立つ知識を全てホーマーに授けます。
この映画は実話で、ホーマー・エイチ・ヒッカム・ジュニア、つまり、ホーマー本人が執筆した自伝小説「ロケット・ボーイズ」が原作となっています。監督は、ジョー・ジョンストン。「ミクロキッズ」(1989年)、「ジュマンジ」(1995年)、「ジュラシック・パークⅢ」(2001年)と、アドベンチャー系の映画のイメージがとても強い監督です。この映画は、構図がとても分かりやすいと思います。ロケット作りを成功させるという夢を抱く主人公・ホーマー、親友のオーデル、ロイ・リー、高校の教師・ライリーといった、ホーマーを応援する味方、ホーマーの父・ジョン、高校の校長・ターナー(クリス・エリス)といった、ホーマーを批判する敵から成る三角形が、この映画には存在しています。
主人公・ホーマーを演じたのは、「ブロークバック・マウンテン」(2005年)、「プリズナーズ」(2013年)、「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」(2015年)、「ボストンストロング ダメな僕だから英雄になれた」(2017年)のジェイク・ギレンホール。スプートニクに魅了されたのがきっかけで、炭鉱業で栄える故郷を愛しながらも、ロケット作りを成功させるという大きな夢を叶えようと奮闘する高校生を、生き生きと演じていました。
そんなホーマーの生き甲斐を真っ向から否定する父・ジョンを演じたのは、「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」(2015年)、「幸せへのまわり道」(2019年)のクリス・クーパー。ジョンは、炭鉱夫で、常に死の危険と隣り合わせの部下たちの安全を守るのが仕事。石炭会社の上司の性に、親としての情が加わり、ホーマーが作ったロケット花火の失敗作を目にする度に、「ホーマーには、安全意識がない」と思い込みます。そして、ホーマーに無断でロケット花火をゴミ箱に捨てたり、「まっとうな人間に戻れ!」と、ホーマーを説得したりといった行動に出ます。しかし、ジョンは、こんなにも安全意識が高いにも関わらず、後に大きなアクシデントに巻き込まれてしまいます。このアクシデントによって、ホーマーの気持ちは大きく揺らぎます...。
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